【2022年4月】楽天経済圏は危険⁉大丈夫!?改悪まとめ

既にご存知の方も多いと思いますが、2022年4月前後に楽天経済圏が大きく改悪します。

楽天市場のポイント付与に始まり、SPU、楽天証券(ポイントサイト経由)など、多くのコンテンツが改悪を迎えます。

楽天モバイルの苦戦に限ったわけでなく、どのコンテンツも全般的に過渡期を迎える状況なのか、ここしばらく改悪が続いています。

今回は、その楽天経済圏の改悪について、ポイ活歴10年以上の筆者バカワインがまとめました。

最後までご覧いただいて、一緒に楽天経済圏との付き合い方を考えていきましょう。

 

【この記事を特に読んでいただきたい方】

  • 楽天経済圏の改悪について知りたい方
  • 楽天経済圏との付き合い方について考えたい方
  • ポイ活好きな方全て

 

広告
目次

改悪続き!楽天経済圏では何が起こっている!?

楽天経済圏が改悪続き!(2022年4月)

まずは、楽天経済圏で何が起こっているかを確認しましょう。

 

楽天経済圏とは?現在は日本最高のポイント経済圏

日本にエコシステム(サービスグループ)は数多くありますが、楽天ほど精力的に規模を拡大しているグループはないでしょう。

楽天市場に留まらず、様々な分野に進出しており、今や日本に留まらず世界にも範囲を広げています。

さらに、楽天自体のサービスだけでなく、その他加盟店など関連企業が多いのが特徴です。

まずは楽天自体のサービスはどれくらいあるのか。下の表はあくまでも、ほんの一部です。

楽天のもつサービス(一部)
ネットショップ 楽天市場
プロ野球球団 楽天イーグルス
ネット本屋 楽天ブックス
ネットバンク 楽天銀行
クレジットカード 楽天カード
ブランドショップ rakuten fashion
携帯電話 楽天モバイル
オークション(ラクマ) ラクマ
証券会社 楽天証券
生命保険 楽天生命
ふるさと納税 楽天ふるさと納税
旅行サイト 楽天トラベル
その他(サッカー) ヴィッセル神戸(スポンサー)
その他(サッカー)

上記のように、楽天市場を中心にトラベル事業や携帯電話、クレジットカード事業、生命保険など多彩。

プロ野球チームまでをも持つほどに力を付けています。さらにスペインサッカーの「バルセロナ」のスポンサーになるほど、世界を視野に入れています。

 

楽天グループのサービス+その他加盟店。この広大な事業範囲は、全世界で10億人超え、10兆円超えとも言われます。

それこそが「楽天経済圏」と呼ばれるシステムです。

 

楽天経済圏とは?具体的に利用するメリットを解説します

 

 

楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)で楽天のサービス同士をつなぎ合わせている

楽天市場のSPUポイント15倍

楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)では、楽天証券、楽天モバイル、楽天銀行、楽天カード、楽天ブックス、Rakuten Fashionなどの各サービスなどを使えば使うほど、楽天市場で購入したポイントがアップしていくシステム。

全てのサービスを利用すれば(条件をクリアすれば)、なんとポイントが15倍(15%分のポイントバック)という驚異的なシステム。

これが楽天経済圏のサービスに浸った方がお得という由縁です。

 

楽天市場のSPUは、サービスを使えば使うほどポイントアップ!

 

 

楽天経済圏を利用すると、ポイントがザクザク貯まる!筆者は毎月10,000ポイント超え!

筆者は毎月楽天ポイント獲得10,000ポイント以上!

この図をご覧ください。

筆者の毎月の楽天ポイントの獲得履歴ですが、このように毎月10,000ポイント以上は貯まっています。

特にSPUを含む、楽天市場でのお買い物でのポイントが圧倒的に多いですが、それ以外でも楽天銀行、楽天カード、メールなどたくさんの方法でポイントが貯まります。

これが楽天経済圏のメリットですね。日本一、ポイントが貯めやすくて有名なのが楽天経済圏です。

 

筆者の楽天市場におけるポイントの貯め方を解説いたします

 

 

楽天モバイルへの投資・苦戦が楽天経済圏に大きく影響を及ぼしている

楽天モバイルの広告(米倉涼子)

前述のように、日本最大の経済圏である楽天経済圏。

その楽天経済圏に、楽天モバイルへの投資・苦戦が楽天経済圏に大きく影響を及ぼしています。

楽天モバイルの契約数は9月に411万件を達成。ドコモ、au、Softbankの御三家に次ぐシェアとなっていますが、エリア展開は遅れており、他の3キャリアに対抗するまでには至っていません。

後数年間は、楽天はモバイル事業への投資を続けなければいけない状況にあり、SPUなどでポイントの大盤振る舞いをすることは難しいでしょう。

これが楽天経済圏の改悪が続く原因となっています。

 

楽天モバイルは、楽天経済圏を利用する方にとってはお得な携帯電話

 

広告

 

2022年4月前後の楽天経済圏の改悪内容

では、ここからは楽天経済圏の改悪内容を一つずつ見ていきましょう。

 

【2022年4月1日(金)~】楽天市場でのお買い物時の楽天ポイント付与金額を、「税込価格」から「税抜価格」へ

【2022年4月1日(金)~】楽天市場でのお買い物時の楽天ポイント付与金額を、「税込価格」から「税抜価格」へ

これが今回の一番の改悪内容です。

 

ポイント付与金額が、「税込価格」から「税抜価格」へと変更

2022年4月から、楽天市場でのお買い物時の楽天ポイント付与金額を、「税込価格」から「税抜価格」へと変更されます。

2021年10月から告知されるいう、周到に改悪を準備されており、楽天経済圏の住民はざわついています。

対象サービス 変更タイミング ポイント付与の対象金額
変更前 変更後
通常購入 2022年4月1日(金)00:00以降の注文 1商品ごとの税込購入金額 1商品ごとの税抜購入金額
定期購入
頒布会
予約購入
2022年4月1日(金)00:00以降に確定された注文 注文確定時の税込購入金額 注文確定時の税抜購入金額

※通常購入には、楽天市場の各ショップの他に、楽天ブックス・楽天kobo・楽天24・楽天ビック・Rakuten Fashion・楽天スーパーDEALを含みます。

このように、2022年4月1日(金)以降は、お買い物の税抜購入金額に対してポイントが付与されるようになります。

 

具体的なポイント付与計算例

楽天市場では税抜購入金額に対してポイントがつくようになる(例)

具体的なポイント付与の例を挙げます。

【1,980円(税率10%、消費税180円含む)の商品を通常購入した場合】

  • <変更前>1,980円に対してポイント付与=19ポイント
  • <変更後>1,980円から消費税180円を引いた、1,800円に対してポイント付与=18ポイント

このように、ポイントの対象となる金額が異なります。

結果、高いお買い物をすればするほど、改悪の影響を受けるというわけですね。

 

筆者のお買い物の場合は、どの程度の影響を受けるの?

例えば、筆者のお買い物を例に挙げると、どのように影響を受けるのでしょうか?

2021年11月には、32,935円分のお買い物をしました(ポイント利用を除く金額)。

 

【32,935円(税率10%、消費税3,294円含む)の商品を通常購入した場合】

  • <変更前>32,935円に対してポイント付与=329ポイント
  • <変更後>32,935円から消費税3,294円を引いた、29,641円に対してポイント付与=296ポイント

実質、33ポイント分の損失となっています。

毎月これくらいの金額を購入していますので、年間にすると400ポイント分くらいは損をしていることになります。

これを小さいと見るか大きいと見るかは人それぞれですね。

ただし、後述するように楽天カードのユーザーは被害はこれだけで収まりません。

 

楽天スーパーDEALが一番影響が大きいかも

楽天スーパーDeal

楽天スーパーDEALとは、対象商品の購入金額の一部をポイントで還元するサービスです。

商品自体に割引をしない替わりに、通常よりも高い10%~50%ポイントバックで断然お得なサービスです。

この楽天スーパーDEALのポイント還元率(倍率)が高いうえに、この「税抜価格への変更」は大きく影響しますね。

 

【2022年4月1日(金)~】SPUもポイント付与対象が変更(消費税・送料・ラッピング料が除外)

SPUの内容も変更となります。

SPUサービス ポイント付与の対象金額
変更前 変更後
楽天カード 通常分 1注文ごとの楽天カード決済額 変更なし
(消費税・送料ラッピング料含む)
  • 楽天カード 特典分
  • 楽天プレミアムカード 特典分
  • 楽天銀行+楽天カード
  • 楽天の保険+楽天カード
1注文ごとの楽天カード決済額 1注文ごとの楽天カード決済額から
「消費税・送料・ラッピング料」を除いた金額
  • 楽天モバイル
  • 楽天モバイルキャリア決済
  • 楽天ひかり
  • 楽天証券
  • 楽天ウォレット
  • 楽天トラベル
  • 楽天市場アプリ
  • 楽天ブックス
  • 楽天Kobo
  • Rakuten Pasha
  • Rakuten Fashion アプリ
  • 楽天ビューティ
1商品ごとの税込商品金額
(クーポン利用前)
1商品ごとの税抜購入金額
(クーポン利用後 )

特に楽天カードのユーザーは影響が大きいのではないでしょうか?

楽天カードの利用通常ポイントは変更がないものの、SPU分の+2%分が変更の対象となります。

 

2022年4月5日分から、楽天カード“0と5の付く日”のポイント付与方法が変更

 

さらに楽天カードのお得キャンペーンである、“0と5の付く日”のポイント+3倍キャンペーンも同様に変更の対象となっています。

恐らく、筆者のように楽天市場で楽天カードを多用するヘビーユーザーならば、月間500~1,000ポイントもの被害を食うことになるはずです。

 

 

【2022年4月~】SPU自体も改悪!「楽天の保険+楽天カード」と「楽天証券」が改悪対象で最大14倍に

さらに、SPU自体も改悪が続きます

①2022年4月1日~「楽天の保険+楽天カード」終了

楽天のほけんがSPUから外れて、SPUは最高14倍に!2022年4月

「楽天の保険+楽天カード」SPUの終了のお知らせ
2022年3月31日をもちまして楽天市場で開催している「“楽天の保険”の保険料を楽天カードでお支払いすると楽天市場のお買い物がポイント+1倍」のSPU(スーパーポイントアッププログラム)を終了することとなりました。

変更の詳細は以下のサイトでご確認ください。

引用:楽天SPUの公式ページより

SPUの楽天の保険が、3月31日で対象案件から外れてしまいます。

筆者は利用していませんでしたが、SPUのために利用していた方にとっては大打撃でしょう。

ポイント+1倍から、+0.5倍にならずに、対象から外れてしまうとは思い切った改悪をしたものです。

 

②2022年4月~「楽天証券」の条件が一気に厳しくなる

楽天証券のSPUの条件が一気に厳しくなる!2022年4月

変更前:
楽天ポイントコースの設定と、500円分以上のポイント投資(投資信託)でポイント+1倍
変更後:
楽天ポイントコースとマネーブリッジを設定の上
・当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)でポイント+0.5倍
・ 当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式 円貨決済)でポイント+0.5倍 ※米株積立および買付手数料無料海外ETF(9銘柄)除く。
詳細は以下のお知らせをご覧ください。
楽天市場で開催するSPUに米国株式が仲間入りします!あわせて投資信託のSPU条件も変更となります(4月購入分から)

引用:楽天SPUの公式ページより

楽天証券もSPU改悪の対象となっています。

楽天の保険のようにSPU対象外とはなっていないものの、「楽天ポイントコースと500円分のポイント投資」だけだった利用条件に、「マネーブリッジを設定のうえ、①当月30,000円以上のポイント投資(投資信託)=0.5倍、②米国株式 円貨決済=0.5倍」と一気に条件が厳しくなっています。

筆者も楽天証券を利用していましたが、とても簡単にSPUでポイントアップできてお得に感じていました。

 

筆者の楽天証券での利用内容です(ポイントサイトで初めてポイント投資でさらにお得!)

しかし、今回の改悪で全く手の届かないところまで改悪されてしまいましたので、これで楽天証券の利用は終了です。

筆者のように、楽天証券のライトユーザーは、こぞって卒業するのではないでしょうか。

 

 

【おまけ】ポイントサイトの「楽天証券」広告も一気に悪化

ポイントサイト経由の楽天証券広告も一気に悪化(2022年4月)

番外編ですが、楽天証券のポイントサイトの広告も一気に悪化しています。

これまで数年間、ポイントサイトでは楽天証券の広告利用で、4,000円分のポイントがもらえてきました。

これが2022年2月になって、一気に悪化。最高で1,500円まで落ち込んでいます。

これも、楽天経済圏の改悪と無縁とは言えず、大きく影響していると考えます。

2022年3月になると、ポイントサイトの広告案件から外れてしまうことも想定しています。

これから楽天証券を始めるならば、是非2月中に利用しましょう!

 

【2022年2月限定?】ポイントサイト経由で楽天証券の口座開設だけで最大2,600円分もらえる!?

 

広告

 

楽天経済圏との付き合い方。楽天離れをどう考える?

このように、楽天の改悪が一気に進みます。

 

当面、楽天経済圏の改悪は続きそう(改善の見込みすら立たない)

楽天経済圏は、上手に活用するとお得ですが、このように改悪が相次いでいます。

今回挙げた改悪に留まらず、この1~2年継続しています。特に衝撃的だったのは、楽天証券、楽天でんき、楽天ひかりの改悪です。

そして、今回の楽天の保険のSPU対象外、楽天証券の条件悪化と続き、遂に久しぶりのSPU最大倍率が14倍に低下となります。

楽天がモバイル事業を進め始めたからには、利益を生み出してさらに国内トップシェア(に近く)なるまでは止まらないでしょう。

つまり、この改悪は今回に限らず、しばらく続くと思っていた方がよいでしょう。

 

PayPay経済圏も一気に力を付けている

PayPayのブランドの名称が統一された

楽天経済圏が停滞しているうちに、PayPay経済圏も一気に力を付けています。

各サービスが「PayPay」へと名称統一され、さらにVポイントとの蜜月関係を終了させて、いよいよ楽天経済圏のような本来のブランド力を発揮できる地盤を築きあげました。

次は、Yahoo!ショッピングやPayPayモールのシェア率を高める施策が待っていると思います。

どんどん力をつけるPayPay経済圏と、楽天経済圏との力関係はどのようになるか、見ものですね。

 

PayPay経済圏のサービスもお得なものが多い!

 

 

楽天経済圏はモバイル事業が整ったら、また一人勝ちになる!?

楽天経済圏のように、一度旨い蜜を吸いに経済圏に入ってしまうと、なかなか抜け出せないデメリットがあります。

1つのサービスだけなら簡単に変更できますが、保険も電気もモバイルも全て変更するには、勇気と時間と知識が要りますよね。

このように、段々と改悪が進んでも経済圏から移住できないのは、生活そのものが経済圏のサービスにどっぷり浸かってしまっているからです。

しかし、楽天経済圏もずっとこのまま改悪が続くとは考えにくいでしょう。

楽天モバイルのエリアさえ充実していけば、楽天経済圏はますます強くなり、他社が割り込む余地は減っていく恐れがあります。

その時には、楽天経済圏の一人勝ちという時代がまたやってくるのでしょうか?筆者はそこまでとは言いませんが、また確固たる地位を築くと考えています。

このことから、筆者はしばらくは楽天経済圏の住民で居続けようと思っています。せっかくここまでお得を分けてくれてきたわけですから、一蓮托生まではいきませんが、見守っていきたいと考えています。

できれば、楽天離れが起きないように、たまには改善してもらえると嬉しいですね。

 

広告

 

【まとめ】楽天経済圏の改悪は手痛いけど、もうしばらく見守ろう

今回は、2022年4月の楽天経済圏の改悪についてまとめました。

2022年4月には、楽天経済圏の各サービスが一気に改悪します。楽天市場のポイント付与金額が、「税込価格」から「税抜価格」へと変更されると同時に、SPUもポイント付与対象が変更(消費税・送料・ラッピング料が除外)されてしまいます。

さらにSPUのサービス自体も「楽天の保険+楽天カード」の終了、「楽天証券」の条件が一気に厳しくなります。結果、SPUは最大14倍まで落ち込みますが、実質は14倍よりももっと厳しく感じるでしょう。

このように、楽天経済圏の改悪が続く中、PayPay経済圏は好調で一気に基盤固めをしています。この機会に経済圏の乗り換えも進むかもしれませんが、筆者は楽天モバイルが落ち着いたころを見越して、しばらく楽天経済圏の住民で居続けたいと思っています。

まだまだ楽天市場はお得なECサイトだと考え、利用し続けたいと思っています。

 

楽天市場と相性の良いポイントタウンをはじめる